行ってきました。花組公演。

今回はハードだった。
1泊2日で3公演はまあ、いいとして。
それにゆみこちゃんのお茶会がプラス。
16日はヒコーキ→2回観劇→お茶会、と座席とゆーものに座りっぱなし・・・。
もちろん、始発の便なので4時半起き。
もはや正気の沙汰とは思えないよ>自分・・・。

とりあえず観劇感想。
ネタバレありです。

●マラケシュ・紅の墓標

好きか嫌いかでは、言いにくいお話かなぁ。
じわじわ好きになりそうな気がする。

嫌いと思うのは、お話が何だかスッキリしないから。
これは、断じてふーちゃんの役作りを言うんではないんだけど
わたしはオリガが好きではないのよ。
その役の持つ性格がキライです。
うじうじしちゃってさぁ。
自分で決めたことがない・・・とか言ってさぁ。

あとは、説明で話を進めるのが多いのが気になったかなぁ。
過去の回想とか、必要なのはわかるけどね。
でも、後でお茶会で30分くらい舞台稽古で削ったと聞いて
それが理由なのねとは思ったけど。
でも、説明が多くてエピソード一つ一つにそれほど時間かけていないと
感じた割に、主人公ふたりのラブシーンがかったるく感じた。
そんなノロノロしてるから朝になってしまうんだよ!

あと、かなり事前に情報入れていたにも関わらず、わかりにくかったーw
話にはきいていたけど、想像以上に・・・。
ただ逆に言えば、それぞれのキャラクターについて語る気になったり
分かりにくいのを「読み解きたい」と思わせてくれる点は「好き」の要素なんでしょうね。

リュドヴィークは、主人公っぽくなかった。
群像の中の一人というか・・・周りが荒々しい魅力のレオンだったり
純粋な魅力のクリフォードだったりするからか、
あのはっきりしない、捕らえどころのなさが魅力として却って浮き彫りにされた感じはする。

レオンは、たまにドキッとするようなカッコイイ台詞があった。
きほちゃんに「どこにも行かないで」とか言われて
荒々しく「ここにいるだろ」って吐き捨てるところ・・・イイですねー。
あれは、あれは「じゅりちゃん、そんな風に言う悪い人とつきあったことあるのかしら?」
なんて妄想してしまうくらい、リアルに感じました。わたしだけ!?
うーん、見れるかはわからんけど、もう一度観れるならば
レオンとあの娘さん(名前忘れた)についてはもっとしっかり見つめたいわ。

あと、イヴェット!
ぞくぞくするくらい、素敵だったよ〜!あすかちゃん。
やっぱりかーこは、あなたが大好きです(告白)。
オペラで見ると、細かい表情がまたいいので、期待を裏切らないのよ・・・。
本当に目が離せない女優さんだわー。

自殺するところは、パンフ見たらあらすじとちょっと違ったのではしょられたのかな?
ちょっと突然リュドヴィークに謝るのが唐突に思えた。

クリフォードさんは・・・・・・・。
事前に出番9分と聞いていたので、覚悟はできていたし、
実際観てもいい役だと思いました。

でもねっ!!!!
でも、改めて思い返しても・・・あまりに登場するエピソードが少なくって
感想も書きにくいってば。
パリでオリガに惚れたのもさぁ。
ちょっと不親切すぎない?
こっちが、猛烈に想像力働かせて「坊ちゃんの貴族が初めて守ってあげたいと思う
存在に出会い、思わず手を差し伸べてしまう。」とか、まあそういう場面を
回想の場面だけだと足りなくて、すごく膨らませてふくらませて・・・。
それでやっと、物語に噛んでくることができる存在になるというか・・・。

それって、ゆみこちゃんの演技力のせいなのか?
よう、わかりません。

でも、ラストはやはり、そこそこおいしいとは思うけどね。
女性なら、じーんとくるでしょう。ああ言われたならば。

あと、青年貴族とはいえ、ちょっと若々しすぎた気はする。
もう少し貫禄というか、ふけた感じしても良かったかな。

あと、ツボだったのは「すばらしいわーオリガー」の歌かな。
あれは、樹里さんのふーちゃん物まねとかよりも、わたし的には笑いのツボでした。
「ル・サンク」の台本で歌詞を読み上げると、またをかし。

でっ!
ひょっとしてわたし、この物語で一番感動して思わず涙がボロンっと流れた場面って・・・。
プロローグかも!?しかもド冒頭。

としこさんが、ジャンプしながら登場して、踊りだすところ。
彼女の踊りは、雄弁で、雄弁で・・・。
ほかの場面でも、他の主要人物が喋っているのに台詞を聞かずに、
彼女の踊りにこめられたものを探ることに没頭してしまうほど、素晴らしいものでした。
なんてすごいんだ!ダンサー万歳!!
花組の宝だ!としこさん!!ラヴ!!!

あと余談ですが、いちかちゃんとみわっちは、恋人同士だと思っていた。
違ったんですね。
あと、前回エスペランサでやや不満だったハッチさん。
今回は満足のかっこよさだった。歌ってるし。

あやねちゃんも、ポイントポイントで印象が強くて、
あれもあてがきなんだなー、って思った。
「可愛そうな人ですね」って、別のすれた感じの人が言っても
「ハァ?」って、とんちんかんな人としか思えないけど、彼女が言うと許せた。

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