号泣・号泣(遠征記録?)
2005年3月20日 生・観劇記録ずっとずっと、舞台で観たいと思っていたエリザ。
観れるとは思っていなかったエリザ。
「ヅカ版を生で観るのは最初で最後?」と思うと感慨もひとしおだった。
語りつくされてるとは思うんだけど、自分の感想を残しておこうと思う。
主要人物ごとにまとめてみた。
■トート
美しいというのはもう、100万回すべての人が言い尽くしてるので言わない。
でも、1幕の最後、銀橋で「エリザベーーーーイトゥ」と絶唱するところなどでも
顔が崩れない、というか、ちゃんと「苦悩の美しい表情」になってるのはさすが!
(あ、美しいって言っちゃった)
ご本人がプログラムで「青い血の滾るトート」と数回おっしゃっていたけど
まさにそれが体現されていた。
舞台袖にゆーーっくりと歩いていく場面が幾度もあったけど
その様は、体温はもちろん体重すら無いように思えるくらい、トートだった。
「わたしは生まれてからずっとこんな感じですが、何か?」とか言われそうなくらい。
あの、静謐なたたずまいはハマった。
歌は、あさこちゃんもそうなんだけど「上手い人が上手く歌う」よりは、そりゃ見劣りすると思う。
でも、歌唱力を補うほどに、二人とも役を咀嚼して見せてくれていて、わたしは満足した。
公演序盤から観ていた人はそうも思えない出来だったのかもしれないけど。
■シシィ
最初「やっぱこりゃ、宝塚の娘役さんじゃないなー」と、わかったようなことを感じたりしたけど、
そのうち、そんなことはどうでもよくなった。
宝塚でやってるんだから、これが宝塚なんだよね。
よくぞここまで、という思いは勿論あるんだけど、それだけじゃなく、いいもの見せてもらいました。
1幕から、かなりの勢いで号泣だったんだけど、2幕は特に激しく号泣に次ぐ号泣。
病院と、葬儀の場面は素晴らしかった!
あさこちゃんの話から少し外れます。
病院の場面は、楽しみな場面の一つだったんだけど、ヴィン嬢すごかった。あの娘さん好きです。
あすかちゃん贔屓のわたしとしては、彼女の「狂気」と下にテロップが出そうなあの芝居も
嫌いではないんだけど、今回の椎名さんはまるっきり「何アナタ勘違いしてるの?」と
静かに本物のシシィに問いかける瞳が、もうイッちゃっていて・・・。
あさこちゃんの歌も良くて、わたし含め、周囲からのすすり泣きも激しかったです。
あさこちゃんの声は、年齢がかなりいってからも娘っぽい声が出たり、
不安定に思う部分はいっぱいあったけど、やはり役として見せてくれたものが大きかったので
それほど気にはならなかった。
ルドルフに「おやすみなさい」って言うところとかは、アッサリ行き過ぎて少し違和感あったかなぁ。
でも、彼女の壮絶なまでに自由を求める気持ちが全編から伝わってきて、
最後の昇天は、本当に祝福したい気持ちになった。
フィナーレのデュエットダンスは、
ちょっと勢いありすぎ!?と思うくらい元気な女性でしたね。
表情も、キュートで現代的で、どちらかというと男役ショースターとしての
サービス精神みたいなものがあふれ出ていたように思う。
■フランツ
前半が良かったです。
後半は、トートとシシィの場面がやはり印象に残ってね。
若かりし皇帝は、いい意味で「優男」だった。
本当にハンサムで、もてそうなお兄さん。
ガイチさんの声質が、甘やかでやさしくて、
銀橋でシシィと歌うところの「若い恋人たち」っていうラブラブ度は
きっと歴代随一だったのではないでしょーか。
全組みてないからわからんけど。
■ルキーニ
きりやん上手かった!!!
もう、歌も芝居もダンスも上手くて、この人の欠点は上手すぎることなんじゃ?
と、意味不明のことを思うくらいに上手かった。
亡霊さんの場面のあと、「エリーザベーィト」と繰り返し歌うところは
ゾクゾクするほど素敵で、そこだけ何ならエンドレスで聞かせて欲しい!というくらいだった。
芝居的には、気持ち悪い人にちゃんとなっていたんだけど
あの声も歌もあまりに良くて、出てくるのが楽しみなルキーニさんだった。
階段降りの歌もよかったなぁー。
あと、髪型がなんか可愛かったように思うんだけど(ハネハネパーマ?)
最初っからあれだったんですかね?
あとは、思いつくままに。
まず、映像と舞台がこれほどまでに別物だとは思わなかった。
当たり前のことなんだけど、エリザの場合特にそうなんだと思う。
台詞を喋ってる人に寄るのが、映像だと多いのは当然のことで、
舞台上でやってることの情報量が多ければ多いほど、映像と舞台に差が出てしまう。
そういう意味で、場面転換の流れとか、黒天使さんの動きとか、映像だと
相当注意を払っても拾いきれない要素が多いエリザは、映像と舞台の開きがでかいように思う。
本当に、黒天使さんのダンスは、これまでDVDでは何をやってるか今ひとつ分からなかった分
今回2階席とはいえ、しっかり群舞として観る事ができて、
主役さんを観れなくなるくらい素敵な場面がいっぱいだった。
まあ、誰が誰かはわからんのですけどね。
場面転換でいうと、たとえばトートがシシィに拒まれる→去っていこうとする→歩いていく途中革命家に目を留める→「むしゃくしゃするからこいつらいっちょ煽ってやろう」と思う
という流れがよくわかったし、
あと、ルキーニが舞台袖でニヤニヤし続けているのを見て、彼の人となりというか、
立ち位置のようなものがしっかり感じられた。
本当に、観ることができて嬉しかったよ!!幸せだったよ。
あと、フィナーレ。
エトワールが凄い!との予備知識があったんだけど、まず拍手からして違った。
退団とかそういうのを抜きにして「よっ!待ってました」という客席の空気が伝わって、
拍手を聞いただけで涙がでそうなくらい感動した。
もちろん、歌声でまた涙が出るわけですけどね。
そして。
サヨナラショーを見てしまいました。
本当に、全国のさえちゃんファンに申し訳ないんですけど
うまくタイミングの合うのがこの回だけだったので。
詳細は、ほかの方が何ぼでも詳しく書いてると思うので割愛。
組長さんの挨拶は、ものすごい素晴らしさだった。
100人聞いて100人が涙するような・・・。、
あの愛のある内容を面白おかしく喋るってのは本当にすごい。
ところで。
あの映像は、笑っていいところだったんでしょうか?
だれか、本当のことを答えてほしい・・・・。わからない・・・。
紫城るいさんとのデュエットの曲は、大変美しかったなぁ。
あと、飛鳥夕映えの曲も聴けて嬉しかった。名曲だわ・・・。
順番めちゃくちゃだけど、ガルーダやるとは思わなかったので、
それも得した気分だったわ。
ゆうひさんとみっちゃんのガルーダ、観れると思わなんだ。
ゆうひさんのキャラに、あの衣裳と踊りって似合わなくないですか?
ま、全国で散々やったあとに言うのもなんですけど。
そして、男役あさこちゃん登場ーーーーーーーー。
み、見た・・・・・・。という感じだった。
やはりあの、バトン渡しみたいな演出ってあるんですね。
「月の光、絢爛と輝く・・・」と、さえちゃんを歌う歌詞で
白の衣裳のトップさんをお出迎えです・・・・。
ああ、サヨナラってこうなんだね。
いつかは迎えるんだね。
サヨナラだから、あんなにたくさん思い出の曲を歌うんだ。
なにやら感慨深い・・・・。
文字数が尽きたので、とりあえずつづくー。
観れるとは思っていなかったエリザ。
「ヅカ版を生で観るのは最初で最後?」と思うと感慨もひとしおだった。
語りつくされてるとは思うんだけど、自分の感想を残しておこうと思う。
主要人物ごとにまとめてみた。
■トート
美しいというのはもう、100万回すべての人が言い尽くしてるので言わない。
でも、1幕の最後、銀橋で「エリザベーーーーイトゥ」と絶唱するところなどでも
顔が崩れない、というか、ちゃんと「苦悩の美しい表情」になってるのはさすが!
(あ、美しいって言っちゃった)
ご本人がプログラムで「青い血の滾るトート」と数回おっしゃっていたけど
まさにそれが体現されていた。
舞台袖にゆーーっくりと歩いていく場面が幾度もあったけど
その様は、体温はもちろん体重すら無いように思えるくらい、トートだった。
「わたしは生まれてからずっとこんな感じですが、何か?」とか言われそうなくらい。
あの、静謐なたたずまいはハマった。
歌は、あさこちゃんもそうなんだけど「上手い人が上手く歌う」よりは、そりゃ見劣りすると思う。
でも、歌唱力を補うほどに、二人とも役を咀嚼して見せてくれていて、わたしは満足した。
公演序盤から観ていた人はそうも思えない出来だったのかもしれないけど。
■シシィ
最初「やっぱこりゃ、宝塚の娘役さんじゃないなー」と、わかったようなことを感じたりしたけど、
そのうち、そんなことはどうでもよくなった。
宝塚でやってるんだから、これが宝塚なんだよね。
よくぞここまで、という思いは勿論あるんだけど、それだけじゃなく、いいもの見せてもらいました。
1幕から、かなりの勢いで号泣だったんだけど、2幕は特に激しく号泣に次ぐ号泣。
病院と、葬儀の場面は素晴らしかった!
あさこちゃんの話から少し外れます。
病院の場面は、楽しみな場面の一つだったんだけど、ヴィン嬢すごかった。あの娘さん好きです。
あすかちゃん贔屓のわたしとしては、彼女の「狂気」と下にテロップが出そうなあの芝居も
嫌いではないんだけど、今回の椎名さんはまるっきり「何アナタ勘違いしてるの?」と
静かに本物のシシィに問いかける瞳が、もうイッちゃっていて・・・。
あさこちゃんの歌も良くて、わたし含め、周囲からのすすり泣きも激しかったです。
あさこちゃんの声は、年齢がかなりいってからも娘っぽい声が出たり、
不安定に思う部分はいっぱいあったけど、やはり役として見せてくれたものが大きかったので
それほど気にはならなかった。
ルドルフに「おやすみなさい」って言うところとかは、アッサリ行き過ぎて少し違和感あったかなぁ。
でも、彼女の壮絶なまでに自由を求める気持ちが全編から伝わってきて、
最後の昇天は、本当に祝福したい気持ちになった。
フィナーレのデュエットダンスは、
ちょっと勢いありすぎ!?と思うくらい元気な女性でしたね。
表情も、キュートで現代的で、どちらかというと男役ショースターとしての
サービス精神みたいなものがあふれ出ていたように思う。
■フランツ
前半が良かったです。
後半は、トートとシシィの場面がやはり印象に残ってね。
若かりし皇帝は、いい意味で「優男」だった。
本当にハンサムで、もてそうなお兄さん。
ガイチさんの声質が、甘やかでやさしくて、
銀橋でシシィと歌うところの「若い恋人たち」っていうラブラブ度は
きっと歴代随一だったのではないでしょーか。
全組みてないからわからんけど。
■ルキーニ
きりやん上手かった!!!
もう、歌も芝居もダンスも上手くて、この人の欠点は上手すぎることなんじゃ?
と、意味不明のことを思うくらいに上手かった。
亡霊さんの場面のあと、「エリーザベーィト」と繰り返し歌うところは
ゾクゾクするほど素敵で、そこだけ何ならエンドレスで聞かせて欲しい!というくらいだった。
芝居的には、気持ち悪い人にちゃんとなっていたんだけど
あの声も歌もあまりに良くて、出てくるのが楽しみなルキーニさんだった。
階段降りの歌もよかったなぁー。
あと、髪型がなんか可愛かったように思うんだけど(ハネハネパーマ?)
最初っからあれだったんですかね?
あとは、思いつくままに。
まず、映像と舞台がこれほどまでに別物だとは思わなかった。
当たり前のことなんだけど、エリザの場合特にそうなんだと思う。
台詞を喋ってる人に寄るのが、映像だと多いのは当然のことで、
舞台上でやってることの情報量が多ければ多いほど、映像と舞台に差が出てしまう。
そういう意味で、場面転換の流れとか、黒天使さんの動きとか、映像だと
相当注意を払っても拾いきれない要素が多いエリザは、映像と舞台の開きがでかいように思う。
本当に、黒天使さんのダンスは、これまでDVDでは何をやってるか今ひとつ分からなかった分
今回2階席とはいえ、しっかり群舞として観る事ができて、
主役さんを観れなくなるくらい素敵な場面がいっぱいだった。
まあ、誰が誰かはわからんのですけどね。
場面転換でいうと、たとえばトートがシシィに拒まれる→去っていこうとする→歩いていく途中革命家に目を留める→「むしゃくしゃするからこいつらいっちょ煽ってやろう」と思う
という流れがよくわかったし、
あと、ルキーニが舞台袖でニヤニヤし続けているのを見て、彼の人となりというか、
立ち位置のようなものがしっかり感じられた。
本当に、観ることができて嬉しかったよ!!幸せだったよ。
あと、フィナーレ。
エトワールが凄い!との予備知識があったんだけど、まず拍手からして違った。
退団とかそういうのを抜きにして「よっ!待ってました」という客席の空気が伝わって、
拍手を聞いただけで涙がでそうなくらい感動した。
もちろん、歌声でまた涙が出るわけですけどね。
そして。
サヨナラショーを見てしまいました。
本当に、全国のさえちゃんファンに申し訳ないんですけど
うまくタイミングの合うのがこの回だけだったので。
詳細は、ほかの方が何ぼでも詳しく書いてると思うので割愛。
組長さんの挨拶は、ものすごい素晴らしさだった。
100人聞いて100人が涙するような・・・。、
あの愛のある内容を面白おかしく喋るってのは本当にすごい。
ところで。
あの映像は、笑っていいところだったんでしょうか?
だれか、本当のことを答えてほしい・・・・。わからない・・・。
紫城るいさんとのデュエットの曲は、大変美しかったなぁ。
あと、飛鳥夕映えの曲も聴けて嬉しかった。名曲だわ・・・。
順番めちゃくちゃだけど、ガルーダやるとは思わなかったので、
それも得した気分だったわ。
ゆうひさんとみっちゃんのガルーダ、観れると思わなんだ。
ゆうひさんのキャラに、あの衣裳と踊りって似合わなくないですか?
ま、全国で散々やったあとに言うのもなんですけど。
そして、男役あさこちゃん登場ーーーーーーーー。
み、見た・・・・・・。という感じだった。
やはりあの、バトン渡しみたいな演出ってあるんですね。
「月の光、絢爛と輝く・・・」と、さえちゃんを歌う歌詞で
白の衣裳のトップさんをお出迎えです・・・・。
ああ、サヨナラってこうなんだね。
いつかは迎えるんだね。
サヨナラだから、あんなにたくさん思い出の曲を歌うんだ。
なにやら感慨深い・・・・。
文字数が尽きたので、とりあえずつづくー。
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